千葉市若葉区の民間保育園で、大縄跳びの際に保育士が園児を強く押し出して転倒させ、その様子を撮影した動画をこの保育士が交流サイト(SNS)の私用アカウントで投稿する不適切な行為があったことが19日、分かった。市は「運営法人から不適切保育について報告があり、園職員に聞き取りを行った」と説明。園に対して通常の定期監査とは別に特別指導監査でさらに聞き取り調査を進める予定で「改善に向け、指導していく」としている。
動画は園庭で大縄跳びをしている場面で、縄に入る際の園児を、そばに立つ保育士が背後から強く押し出すような場面が記録されていた。園児は転び、保育士が手をたたきながら笑っているような様子も写っていた。
市幼保指導課が運営法人に確認したところ、動画は昨年10月ごろ、卒園アルバム用の動画作成中に園のタブレット端末で撮影されたと判明。動画はこの保育士が私用のスマートフォンに取り込み、自身のアカウントでインスタグラムに投稿したという。アカウントは限定公開だった。
同園は昨年4月、公立保育園を引き継ぐ形で開園した。今年4月時点で約140人が在籍。過去に行政処分や虐待に関する相談はないという。
同課は園児を強く押す行為や転んだ後すぐに対応していないようにみられる点を不適切保育と捉え、今後も調査を行っていくとしている。現時点で他の不適切事案は確認されていない。
◆SNS拡散で発覚
保育士が投稿した動画は今月17日、第三者によりX(旧ツイッター)に投稿された。園の職員が気付き、同日中に法人が市へ報告した。翌18日、市は園で職員の聞き取りを実施。同夕方に開かれた保護者会に同席もした。
現在、同園のホームページは閲覧できない状態になっている。取材に対し同園は「守秘義務があるため、一切お答えできない」と回答した。
(大村慧)









